折板屋根製品の断面性能検討
導入を検討されている折板屋根製品の強度性能を示す断面性能値(断面二次モーメントと断面係数)を算定いたします。近年、台風被害などが増加する中、設計者やゼネコンから強度を示す断面性能値を確認されることも懸念されます。
折板の断面性能
断面性能といわれる断面二次モーメントと断面係数は、通常、幾何学的な断面の形状によって算定されるもので、単純な形状であれば、構造力学の参考本などに記載されています。
複雑な形状でも算定方法は同様ですが、形状が複雑になると自分たちの手で計算するのは難しくなります。
また、折板屋根材については、幾何学的な断面の形状での算定ではなく、折板屋根材に荷重を作用させた場合の荷重と変位の関係より求めることが、JIS A6514に規定されています。
この規定では、曲げ耐力試験を実施しますが、折板の山高さの25倍を梁間とする試験となるため、大規模な試験となります。
この試験は公的な試験機関で対応が可能ですが、準備から報告書まで3か月程度はかかります。
FEMによる算定としては図に示すように折板を3次元モデルとして作成し、そこに荷重を作用させることで、JIS規定と同様に荷重と変位の関係を求め、断面性能を算定します。
複雑な形状でも算定方法は同様ですが、形状が複雑になると自分たちの手で計算するのは難しくなります。
また、折板屋根材については、幾何学的な断面の形状での算定ではなく、折板屋根材に荷重を作用させた場合の荷重と変位の関係より求めることが、JIS A6514に規定されています。
この規定では、曲げ耐力試験を実施しますが、折板の山高さの25倍を梁間とする試験となるため、大規模な試験となります。
この試験は公的な試験機関で対応が可能ですが、準備から報告書まで3か月程度はかかります。
FEMによる算定としては図に示すように折板を3次元モデルとして作成し、そこに荷重を作用させることで、JIS規定と同様に荷重と変位の関係を求め、断面性能を算定します。
図:成形金属製品の算定事例