折板屋根製品の断面性能検討
強度を有する形状への改善確認のための算定
近年、台風被害などが増加する中、導入された製品において、設計者やゼネコンから強度を示す断面性能値を確認されることが懸念されます。
要求される断面性能値を満たしているかどうかを算定し、満たしていない場合には改善が必要となります。
担当:構造
外装素材メーカーにて開発・性能評価などを19年実施。 建築二次部材などの構造検討を6年実施
担当:製造加工
建築金物の製作図作成、製作、施工に19年従事。 社内では折板屋根の耐力検討に関する社内教育試験体製作を担当
①折板屋根材
折板屋根材では、断面性能といわれる断面二次モーメント、断面係数について、算定方法がJIS A6514に規定されています。
JISに規定の算定方法は曲げ耐力試験となり、形状変更した製品がないと確認することができません。
また、断面性能を向上させる形状は多くの形状案の中から見つけることになるため、1回の試験に1か月以上を要するJISの試験は適していません。
そこで、形状変更した製品がない状況でも複数回の算定が可能なシミュレーション(FEM)を利用して算定を行います。
算定に当たっては、検討したい形状変更後の断面形状と板厚、接合部材の仕様をお伺いいたします。
JISに規定の算定方法は曲げ耐力試験となり、形状変更した製品がないと確認することができません。
また、断面性能を向上させる形状は多くの形状案の中から見つけることになるため、1回の試験に1か月以上を要するJISの試験は適していません。
そこで、形状変更した製品がない状況でも複数回の算定が可能なシミュレーション(FEM)を利用して算定を行います。
算定に当たっては、検討したい形状変更後の断面形状と板厚、接合部材の仕様をお伺いいたします。
②折板以外の屋根材
折板以外の屋根材では、断面性能値についての算定方法は規定される指針等がありません。
そのため、一般的な幾何学的に断面形状に応じた算定をすることになります。
また、これらの屋根材では、耐風圧性能試験によって、どの程度の風圧で破壊するかを確認することが求められます。
この耐風圧性能試験での破壊風圧と、幾何学的な断面形状に応じて算定した断面性能値を利用して求める風圧とは異なる場合があります。
そのため、幾何学的に断面形状に応じた算定としてCADを利用した算定とシミュレーション(FEM)による外力を想定した算定の2通りの検討を行います。
算定に当たっては、検討したい屋根材の断面形状と板厚、接合部材の仕様をお伺いいたします。
そのため、一般的な幾何学的に断面形状に応じた算定をすることになります。
また、これらの屋根材では、耐風圧性能試験によって、どの程度の風圧で破壊するかを確認することが求められます。
この耐風圧性能試験での破壊風圧と、幾何学的な断面形状に応じて算定した断面性能値を利用して求める風圧とは異なる場合があります。
そのため、幾何学的に断面形状に応じた算定としてCADを利用した算定とシミュレーション(FEM)による外力を想定した算定の2通りの検討を行います。
算定に当たっては、検討したい屋根材の断面形状と板厚、接合部材の仕様をお伺いいたします。
・データ等をお持ちでない場合でも、状況を想定して算定することも可能です。
・他の部材の場合には、部材の状況に応じて内容をお伺いいたします。
・専門的観点でご相談内容を検討いたします。
・お気軽にお問い合わせください。